「会社に行くのが苦痛でしょうがない」
「とにかくこの状況から脱出したい」

人は目の前の苦痛が大きくなると、現状から逃れるために先走ってしまう場合があります。
冷静な判断ができなくなることがある。

会社を辞めたい理由は何でしょうか?
それは、本当に会社を辞めて解決するのでしょうか?
転職をしたら、もっと悪い状況になることはないでしょうか?

会社を辞めることは、多くの人にとっては大きな決断となります。
一度辞めてしまって、後悔しても後戻りはほぼできないでしょう。

「あの時、もう少し冷静になって考えていれば」

もちろん成功する場合も大いにあると思いますし、辞めることが最適な場合もあると思います。

ただ、大きな決断であるがゆえに、もし少しでも先走っていると思ったら、
立ち止まって考える時間をつくるべきだと思うのです。

自分への納得のためにも、その時間は損とならないと思います。

スポンサーリンク

最低限考えておきたいこと

今回は、転職の理由で上位に来る人間関係と給料について、立ち止まって考えておきたいことを書きたいと思います。
何か少しでもはっと気付くことがあれば幸いです。

人間関係が退職・転職の理由の場合

転職の理由の上位には人間関係が上がる場合が多いですね。会社という組織で働いていく以上、人間関係は避けて通れません。
人間関係に問題を抱えている場合であれば、非常に大きなストレスになる方も多いでしょう?
退職・転職をして人間関係をリセットしたくなるのは理解できます。

しかしながら、退職・転職をすることで本当に人間関係が解決するのでしょうか?

退職・転職をしても、自分自身に問題がある場合には、同じことの繰り返し、もしくは更に悪化する可能性もあることを念頭に置いたほうが良いかもしれません。

もしかしたら、現在勤めている職場の周囲の理解があり、問題が表面化することが抑えられているかもしれません。
もし、退職・転職をして新しい人間関係の中に入っていけば、自分自身のことを理解してもらうのに、ある程度の時間も必要です。

入社当初は若かったこともあり、周りの同僚や先輩、上司も大目に見てくれていた可能性もあります。
30代で退職して転職となれば、もちろん周囲はビジネスマンとして見てきますし、これまであったかもしれない周囲の理解もないかもしれません。

そのような場合は、転職先で問題が一気に表面化して、更に悪化して取り返しがつかなくなるかもしれません。

そこで、退職・転職をする前に、人間関係の問題に対して、自分自身に問題がなかったか振り返ってみることをおすすめしたいと思います。
そして、自分自身に問題が多少なりともあったのであれば、今からでも改善の努力をしてみてはいかがでしょうか?

例えば、
・自分の仕事の成果に対して先輩や上司の反応が芳しくない場合には、実は上司や先輩の期待と隔たりがあるからかもしれません。その期待のズレが続いている場合には、先輩や上司の態度がエスカレーションして、不満となってぶつけられているのかもしれません。その場合には、一歩具体的に踏み込んで先輩や上司の期待を把握し、成果に反映してみるのも手です。納期や正確さなど、今まで軽視しがちだった観点が不満となっているかもしれません。

もし、好転しなかったとしても、その努力は新しい転職先で人間関係を築いていく際に、きっと役立つのではないでしょうか?
「何が原因だったのか?」そういったことに目を向けて行くことで、新しい課題の発見や改善への行動が出てくれば、自分自身への自信にもつながってくると思います。

スポンサーリンク

給料や昇進が理由の場合

30代ともなれば、結婚や家族のことなど、お金のかかるイベントがどんどん押し寄せる年代なのではないでしょうか?
もしくは、結婚を考えたいが、現在の給料だと尻込みしてしまっている、こんな方もいるのではないでしょうか?
今後の人生設計を考えて、今よりも年収の高い会社に転職したい。

しかしながら、転職した直後は良いかもしれません、ただ、中長期的に考えて現在の職場よりも給料が本当にアップするのか考えて見る必要があると思います。

例えば、昇進によって段階的な賃金が上昇するような企業に務めている場合には、昇進の機会や時期についても考えを巡らせる必要があるかと思います。
今の職場のポジションで何年か仕事を続けていて、特に次のポジションと大差ない仕事が任されるようになっていれば、近いうちに昇進の可能性もあるのではないでしょうか?

また、昇進については、単にエンジニアとしての技術的なスキルだけでなく、周囲を巻き込んだ仕事の進め方についても、ポジションが上になれば求められることが多いでしょう。
周囲を巻き込むには、社内事情や人脈など、社内である程度経験を積まないと培えない部分もあると思います。

転職した直後でこれまでに関わりのない転職先であれば、人脈作りや社内独特の事情など、ゼロからのスタートになります。
もちろんこういったことに長けている方であれば、難なく吸収していくでしょうが、職場環境を変える、まして転職して勤め先を変えるとなれば、最初は戸惑う場合もありますし、うまくいかないことがあることも覚悟しなければいけません。

しかしながら、今の職場であれば、すでに培った社内人脈、そして30代ともなれば社内事情についても経験からそれなりに得たものもあるでしょう。
昇進で給料の問題が解決しそうなのであれば、昇進までもう一歩という感触があるのであれば、今の職場で仕事の成果のレベルを上げることに専念しても良いかもしれません。

スポンサーリンク

まとめ

会社という組織で働いていく以上、人間関係の問題は常につきまといます。転職するとしても、現状の人間関係について改めて冷静になって考えてみることは、転職を考えている時期であれば尚更、新たな気付きがあるのではと思います。今の職場で解決が難しいとしても、次の転職先での新たな考え方や行動に良い影響を及ぼす可能性もあります。
もし焦る気持ちがあるなら、尚更、一旦冷静になって考えてみることはとても大切なことだと思っています。

また、生活をかけて働いている以上、給料の問題についても見過ごすわけにはいきません。転職でキャリアアップして給料アップを狙っていくのもありです。ただ、組織の中で賃金が割り振られていく以上、ポジションによって給料が左右される場合が多いと思います。転職でのキャリアアップと同時に、社内でのキャリアアップも非常に重要だと思います。社内での経験が長ければ、その分社内事情や人脈など、これからその経験が生かされて昇進につながるかもしれません。社内での立ち位置を今一度冷静になって見つめて、不足している点があれば補強して昇進につなげていく。転職ももちろん重要な選択肢だと思いますが、社内でこれまで以上に励んでいくことも、また重要な選択肢だと思います。

いかがでしたでしょうか?30代にもなれば、会社を辞めたい・転職をしたいと思ったことが一度はあるのではないでしょうか?そんな時こそ、立ち止まって考え、少しでもより良い会社人生のきっかけになれば幸いです。

スポンサーリンク