自宅に眠ってたWindowsXP時代のパソコンをようやく処分。
HDDのデータの消去から無料回収まで、実際に行った手順を紹介したいと思います。
パソコンが休眠状態になっていた理由:
・パソコンの中身(HDD)のデータが心配だった
・HDDのデータを消去が必要だとわかっていたが、億劫で家の中に眠らせておいた
ただ、今回は、家族からパソコンを処分したいとの話があり、丁度良いタイミングだと思い、処分に本腰を入れた。
今回処分したパソコン
・デスクトップパソコン(WindowsXP HDD:56GB)
・増設用HDD:153GB
・ノートパソコン(WindowsXP HDD:76GB)
デスクトップパソコンは特に場所をとっていたので、処分してほんとにスッキリしました!
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ターミネーター10plusでHDDのデータを抹消
まずは、HDDデータ抹消用のソフトウェアをAmazonで購入。
購入したのはCD形式のターミネーター10plus。
ターミネーター10plusを購入した理由は、
・値段が手頃だった
・データの抹消セキュリティレベルが選べ、抹消方法としても安心感があった
特にデータの抹消レベルが選べたのは、購入理由としては大きかった。
実際、下記のセキュリティレベルが選べた。
レベル 1 :ゼロ書込み方式
レベル 2 :1(0xFF) 書込み方式
レベル 3 :乱数書込み方式
レベル 4 :乱数+ゼロ書込み方式
レベル 5 :米国国家安全保障局 (NSA) 方式
レベル 6 :米国国防総省 (DoD5220.22-M) 方式
レベル 7 :北大西洋条約機構 (NATO) 方式
レベル 8 :米国国防総省 (DoD5220.22-M ECE) 方式
レベル 9 :シュナイアー (Schneier) 方式
レベル10:グートマン(Gutmann)方式出典元:AOSデータ ターミネータ10plus データ完全抹消 BIOS/UEFI版 ユーザーズマニュアル
今回は、レベル 9 :シュナイアー (Schneier) 方式で、HDDのデータを抹消。
レベル10だと書き込み回数が35回となり、さすがに時間がかかりすぎると判断。
実際、レベル 9 は書き込み回数が7回だったが、最大8時間かかった。
レベル10だと、1日かけてもおそらく終わらなかったと思われる。
おおまかな手順下記。
1. まずは一旦ウィンドウズXPを立ち上げる
2. CDを挿入
3. パソコンを再起動する
4. ウィンドウズPE立ち上がる
5. 抹消するHDDを選択
6. 抹消セキュリティーレベルを選択
7. 消去開始
8. あとは待つだけ・・・
特に難しいことはなかったと思います。
ただし、今回、デスクトップパソコンについては、BIOSの設定で、デバイスの起動順を変更する必要があった。
CDでターミネーター10のWindowsPEが起動できずに、HDDのWindowsが立ち上がってしまう場合は、まずは、このデバイスの起動順を疑うと良いと思います。
デバイスの起動順が、HDD→CD→・・になっていたが、CD→HDDの順に変更。
変更前は、HDDがCDよりも起動順が先だったため、CD起動せずにHDDが起動してWindowsが立ち上がってしまった。
初心者だとなれないかもしれないが、変更方法は簡単。
今回は、起動時に「F2」キーを押下して、BIOSの設定メニューを表示。
そこから、メニュー操作でデバイスの起動順を変更。
慣れていないと右往左往するかもしれないので、事前にWebでBIOS操作のイメージをつけておくことをオススメします。
「BIOS 起動順 変更」で検索すると、いくつか出てくると思います。
さて、実際に抹消にかかった時間はというと?
ターミネーター10のシュナイアー方式で、3台とも削除
56GB:約8時間かかった
74GB:約4時間かかった
153GB:約8時間かかった
WindowsXP時代のパソコンなので、あくまでも参考です。
CPUやHDDの性能でいくらでも変わってくると思います。
153GBのHDDについては、別のパソコンにターミネーター10をインストール後、
HDDをWindows10のパソコンにUSBで外付けして、HDDを抹消。
153GBあったが、ターミネーター10を別途インストールしたパソコンの性能がそこそこ良かったため、
抹消時間がほかのHDDに比べて早かったのではと推測。
別途ターミネーター10をインストールしたパソコンは、そこそこ最近のパソコンです。
今回は、シュナイアー方式でも、一日以内に抹消時間が収まりましたが、最近の500GB超えのHDDだと、抹消レベルは考える必要がありそうです。
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ビックカメラでHDDを破壊処理
さて、データの抹消も終わり、念の為にHDDの破壊処理を行いました。
Web検索で、ビックカメラがHDDの破壊処理サービスを実施しているを確認。
一台税込みで1020円(当時の価格)だったので、価格的にもないと判断し、ビックカメラで破壊処理をしてもらうことに。
HDDの破壊処理をするので、データの抹消は必要なかったのでは?との意見もあると思うが、
・そもそも、HDDのデーバ抹消を経験してみたかった
・破壊処理サービスに持っていく最中に、HDDを紛失したときのリスクヘッジ
を考慮して、事前にデータの抹消を行いました。
1. HDDをパソコンから取り出して、ビックカメラにHDDを持ち込み
(ここからはビックカメラに到着後。所要時間は到着してから45~60分程度だったと記憶)
1. ビックカメラで整理券を受け取る
2. 10~15分程度待って呼ばれたので、仕切りで区切られたブースに移動
3. 破壊処理したあとはデータは取り戻せない旨の説明を聞いたあとにサイン
4. 専用の機械が運ばれてきてHDDの破壊処理を実施(ここは店員さんが実施、ものの数秒〜数十秒)
5. 終了すると、破壊処理したHDDをジッパー付きの袋に入れてもらった(HDDは持ち帰る必要がある)
6. 料金を支払って終了
今回は、ノートパソコンのHDDの取り出しに自身がなかったので、
別途520円(当時の価格)で、ビックカメラで取り出しを依頼。
HDDはパソコンから取り外して、ビックカメラに持ち込むのをオススメします。
パソコンごと持っていくと重くて大変です。
仕切りのあるブースで、ビックカメラの店員さんは対応も大変素晴らしかったです。
安心してお願いすることができました。
HDDの破壊処理は、目の前で行ってくれて、これも安心感があった。
破壊処理は、HDDに4つ穴をドリルで開けているとのことだった。
インバースネットで無料回収
さて、最後はパソコンの廃棄。
Web検索で、いくつかの無料回収業者の中から、インバースネットを選択。
理由は、パソコンの無料回収を受け付けていたことと、
あとは、山田電気のグループ会社という安心感があったから。
ヤマダポイントが200pt付与される。
まずは、ホームセンターでダンボール(120サイズ)を購入(一つ200円程度)。
バブルラップで梱包して荷造り。
今回、梱包したパソコン類
・デスクトップパソコン 1台
・キーボード1台
・モニター1台
・電源ケーブル
・ノートパソコン1台
・HDD(増設分含め3台)
そこそこの重さになった。
その後、最寄の佐川急便の営業所に集荷のお願い連絡をTEL。
(着払いを受け付けには、佐川急便の指定が必要なので注意)
佐川急便のドライバーが到着後、その場で伝票を書いて集荷。
・できれば着払い用伝票は事前に配達してもらい、前もって記入しておくと楽。
・集荷時に書くと焦るし、時間がかかるとドライバーの方にも迷惑がかかる
・今回は、事前に伝票を配達してもらうタイミングがなかったが、次回からは事前に配達してもらうようにしたい
インバースネットのホームページから無料回収の申し込み。
荷物のお問い合わせ送り状No.(追跡番号)とヤマダポイントの会員番号の入力して、
申し込みが完了。
ヤマダポイントの申し込みは任意なので、不要であれば記入の必要はなし。
ヤマダポイントは、パソコン一台回収につき200pt付与されます。ただし、その場合は、パソコンを一台ずつ、別梱包にして配送する必要があるとのことでした。
今回は、ヤマダポイントにこだわるよりは、配送を楽にしたかったので、梱包をひとまとめにして送りました。
(ヤマダポイントは毎週水曜日に付与されるようで、水曜日にしっかりと200pt付与されていました)
インバースネットについては、事前に問い合わせフォームから質問していたが、
翌日には回答があり、回答内容も非常に丁寧で安心感があった。
とても感謝。
データ抹消とHDDの破壊処理をせずに、インバースネットに送ることも考えた(インバースネットにHDDの処理もしてもらう)。
ただ、やはり何かあった場合のことも考えて、今回は念の為、データ抹消とHDDの破壊処理を行った。このあたりは個人の考え方次第だと思う。
まとめ
今回は、休眠していたパソコンをようやく処分できた。
とても気持ちがスッキリしました。
今回は下記の手順で処分できた
1. ターミネーター10plusでデータ抹消
2. ビックカメラでHDDを破壊処理
3. インバースネットでパソコンを無料回収してもらう
HDDの処分については、考えるのも億劫になっていたが、
一度経験してしまえばなんてことはない。
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